企業情報
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ごあいさつ
MESSAGE
二唐刃物鍛造所8代目の吉澤剛と申します。
8代続く鍛造所がなぜ溶接や鉄工事業を、と思われるかもしれませんので、少し説明させていただくと、現在の二唐家は享和3年(1803年)より津軽藩お抱えの鉄砲鍛冶から始まり、代々日本刀づくりを生業としておりましたが、第二次世界大戦の終戦後、戦いの道具であった軍刀から農具や包丁などの人の生活に寄り添う刃物造りへと変化しました。
その当時は冬に包丁などを作り貯め、夏に販売するという、季節によって売り上げの波のある商売であったそうです。
1924年に法人化し社員もいる中で、経営の安定化に悩んだ6代目の二唐國次(二唐 俊)氏が事業として立ち上げました。
当時も柄が折れてしまった包丁の修理に溶接の技術が必要だったため、溶接の職人もおり素地はあったと想像できますが、それでも大変な挑戦であったことでしょう。
自身も刀匠ということもあり刃物造りの歴史も絶やしてはならないという使命感もあったかもしれませんが、それでも挑戦できたのは、わが社の社訓である「和衷共済(わちゅうきょうさい)」の精神があったからだと思います。
和中共済とは、心を合わせ協力して物事を行うということです。
企業としては社員一人一人が同じ目標を見て協力し仕事に取り組む、そうして皆で生活をしてゆく、という思いなのでしょうか。津軽弁でよく「みんなでままかねばまね!」とおっしゃっていたそうです。
そんな思いと先見の明も相まって、地元の企業様、お客様より、建築物にとどまらず、鉄にまつわる様々なお仕事をいただきました。
しかしながら、6代目に男子のお子さんがおらず、外孫であった私の父が跡取りとして入社し会社を受け継ぎましたが、7代目である父が自身で会社を経営するにあたり、改めて和衷共済を社訓として掲げた時、きっと同じ思いであったはずです。
心を合わせ共同協力して皆が幸せになる、その代々受け継いだ思いと歴史を守り、社員と協力し次の世代へとつないでゆくことが私の使命です。
二唐刃物鍛造所八代目 吉澤剛
会社概要
INFORMATION
企業名 | 有限会社 二唐刃物鍛造所 |
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本社所在地 | 〒036-8245 青森県弘前市金属町4-1 |
TEL | 0172-88-2881 |
FAX | 0172-88-2882 |
代表取締役会長 | 吉澤 俊寿 |
代表取締役社長 | 吉澤 剛 |
従業員数 | 23名 |
資本金 | 2,500万円 |
創業 | 1949年2月28日 |
業務登録 |
青森県知事許可(般-1)代12442号 鋼鉄造物工場行 国交省認定工場 |
沿革
CHRONOLOGY
- 江戸時代
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- 津軽為信公が津軽(現在の弘前)平野に進出し始めた頃、津軽藩の武器製造所として召しかかえられ、大砲・軍船に至るまで製作していました。
- 昭和初期
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- 二唐 廣(号 国俊)は、東北大学附属金属研究所所長 本多光太郎博士のもとで学び、近代化の第一歩を記したのであります。特に刀剣作に卓越し、青森県無形文化財保持者でありました。その技術は鍛冶職人として7代目、吉澤 俊寿(現社長)に受け継がれております。
- 1949年
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- 有限会社に組織変更
- 1959年
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- 二唐 俊(前社長)は、戦後急速に進歩しつつある工学導入のため東北大学附属金属研究所に学んでいます。
- 1963年
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- 溶接部開設
- 1975年
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- 金属町(金属団地)へ工場移転
- 1991年
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- 第二工場を建設
- 1996年
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- 国交省認定工場指定
- 2000年
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- 吉澤 俊寿(現社長) が代表取締役に就任、第三工場取得
- 2008年
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- 東京インターナショナルギフトショー2008春 出展
- 第2回国際ガーデン&エクステリア EXPO 出展
- 2011年
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- パリ・メゾン・エ・オブジェ 出展
- JAPANブランド エギジビション in paris 出展
- 2012年
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- 東京インターナショナル・ギフト・ショー2012秋 出展
- 2013年
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- Ambiente 2013ドイツのフランクフルト開催された世界最大級の消費財の見本市に参加しました。出展者数は81ヵ国・4,600社以上が参加し、来場者数は14万人以上と出展者数と国際性において毎年成長を遂げている見本市です。